国勢調査によると、生涯未婚率は上昇していて、男性は２０％で５人に１人、

女性は１０％で１０人に１人が“生涯独身”を貫いているそうです。しかし

これだけ“婚活”ブームとなっているのに、“結婚したくてもできない人”は、

いったいどこにその理由があるのでしょうか。

■　女性の方が生涯未婚率は低い

年代別の生涯未婚率を見てみると、男性は２０代後半で７１％、

３０代前半で４７％、５０歳で２０％となっています。

やはり年代が上がるにつれて、１度は結婚した経験を持つ人が増えます。

一方、女性は２０代後半で６０％、３０代前半で３５％、

５０歳で１０％となり、同じ年代で比較してみると、

女性の方が生涯未婚率は低いのです。

■　未婚でも８０％は結婚願望がある

一方、結婚適齢期の未婚男女に、「結婚願望はあるのか？」と聞いてみると、

男女とも、年代によっては約８０％とかなり高い割合で、

結婚を望む人は多い傾向が出ています。では、「結婚したい」と願いながらも

していない本当の理由は、いったいどこにあるのでしょうか。

■　結婚できない理由の１位

結婚願望があるのに結婚ができない理由について聞いてみると、

不思議なことに、男女ともに、ダントツで“同じ理由”が挙がる傾向が

浮き彫りになりました。

それは、「適当な相手にまだ巡り会わない」で、男女ともに最も高く

４０％を超えています。次いで「独身の自由さや気楽さを失いたくない」が、

女性の方がやや多いものの、男女共に３０％超、

「結婚する必要性はまだ感じない」も男女共に２５％超と並びます。

独身の理由としては男女共に、「まだ遊びたい」などの自分都合ではなく、

“相手に巡り会えていない”という切実な実態が、明らかになりました。

結婚願望があるにもかかわらず、なかなか結婚に至らない場合、

「自分のドコが悪いの？」と悲観的になる人も多いかもしれません。

ですが、たまたま運命のお相手に出会えていないだけ、

という可能性のほうが高いと言えます。

結婚願望がある人は、とにかく、たくさんの人に出会うことで、

“納得のお相手”と巡り会う可能性も高まると思います。