お見合いに対してどんなイメージをお持ちですか？
何となく恥ずかしいなどの声を聞きますが、
そのネガティブなイメージはどこから来るのでしょうか。
恋に落ちた相手と一生一緒に居られたら間違いなく幸せでしょう。
しかし、婚活業界では、恋愛結婚での離婚率は４０％、
お見合い結婚では１０％というデータがあります。
この差は一体何を表しているのか？
もしかしてお見合いのほうが幸せになれる？
そんなお見合い結婚についてお伝えします。

■　お見合い結婚のメリット
そもそも、お見合い結婚とは純粋に結婚を目的としたシステムです。
通常の出会って恋に落ちて愛を育み、結婚へという流れとは
全く違うプロセスで結婚へと突き進んでいくので、無駄がありません。

・結婚への最短距離
基本的に、お見合いから3ヶ月以内に結婚するか否かを決定する、
といった流れになります。
つまり、どちらかが少し無理かもと思ったら、すぐに次となるわけです。
・下手な気持ちの駆け引きがいらない
目的＝結婚というシンプルさなので、答えはイエスかノーの二択です。
気を持たせるのは相手に失礼とされていますし、駆け引きをしている暇はありません。
ですから、お互いの気持ちに振り回されるようなことも少ないでしょう。
・相手のスペックが確か
仲介者が親類や上司などの場合、「下手な相手を紹介するわけにはいかない」
と思っているので、客観的に見て自分に釣り合った相手を紹介されることが多いです。
当然ですが、間に人を挟んでいるので世間の目が働き、
不誠実な行為の可能性も極端に低くなります。
・仲介者がいるので断りやすい
合わないな、と思ったら、本人に直接言うのではなく、
仲介者にその旨を伝えるのがお見合いのルールです。つまり、悶々と考えた挙句
別れ話がこじれて面倒くさくなるというようなことは、ほとんどありません。

■　離婚率が低い理由
不安になるのは、「よく知りもしない相手と一緒に暮らして大丈夫？」
ということです。その答えは離婚率の低さにはっきり表れています。
・条件に合うか否かを見極めやすい
結婚は人生の一大事です。それだけに、お相手への条件は
しっかりしておきたいものです。
お見合いでは恋心につきものの、”あばたもえくぼ”的な判断力の低下がないまま
お相手と接するので、本当に自分が思う結婚相手の条件に合う人かどうかを
見極めやすいと言えます。
・親族間のストレスが少ない
当然ですが、お見合いというのは相手選びの段階から両家の親が絡んでくるので、
親が反対する相手と無理に結婚ということは少ないと思われます。
また仲介者の存在が世間の目の役割を果たすこともあり、
結婚後の親族間のトラブルが少ないと言われています。
・結婚してから始まる恋もある
条件が先に立ち、相手の内面がよくわからない状態でするお見合い結婚は、
多くの場合「この人とずっと一緒に居たい」というよりも
「一緒に居て嫌じゃない」というところから始まります。
最初から相手に求めるものが少ない分、一緒に暮らすうちに
「こんな素敵な一面があったんだ」とポイントが加算されていき、
年を重ねるごとに相手を好きになるというカップルも多いです。
これこそゼロから始まるストーリーなのかもしれません。
もちろん、そうでない夫婦も沢山いるはずですが、
それでも離婚を踏みとどまるだけのメリットがある、
あるいは離婚するほどの理由がない、ということではないでしょうか？

■　お見合いは選択肢のひとつ
お見合いのメリットばかりを挙げてきましたが、
「やっぱり好きな人と結婚したい」と思う人は沢山います。
出会いがどんな形であれ、幸せの基準は人それぞれです。
自分が納得する形で、生涯愛せる人と共に暮らしたいはずです。
今まさに結婚を真剣に考えているのなら、
その為のシステムのお見合いを利用してみる価値は大いにあります。
お相手選びに無駄がない、手っ取り早い、というのが売りですから、
効率的に人生のパートナーを探し、そこから長い時間をかけて
愛を育むという人生も、悪くないかもしれません。