男性と女性とで、一概には違う点を言い切ることは出来ませんが、性別によって金銭感覚には、差があるようです。
結婚ともなれば金銭感覚の一致は大きなポイントです。では、男女でどんな風に違うのでしょうか？「金の切れ目が縁の切れ目」と言いますが、些細なことで摩擦を生まない為にも知っておきましょう。
■　金銭感覚に関するアンケート結果
２０代～４０代の男性に「金銭感覚についていけない女性のタイプ」について
アンケート調査を行ったところ、「全身、ブランド物を身に付けている」「エステやジムなど自分の体に投資」「電車がある時間なのにタクシー移動」「外出先で値段を気にせずオーダーする」などの回答が得られました。
逆に女性は、「車やフィギュアなど趣味にお金を使い過ぎ」「使っていない電化製品をつけっぱなし」「コンビニでどんどんお金を使う」「デートでケチ過ぎ」という部分で気になるという声が多数です。
■　人目を重視する女性と内面のこだわりが重要な男性
女性がエステやジムにお金を費やすのは、いつまでも若々しく綺麗でいたい為です。
そしてその大半は、異性や人目を意識してのことではないでしょうか。
だらしないスタイルよりも引き締まったほうが見栄えも良いですし、シワシワよりツルツルの肌の方が魅力的です。
男性が車やフィギュアにお金を使い過ぎるのは、そこに心のよりどころがあるからです。
人それぞれのこだわりや培ってきた性格によるものなので、理解できない人には理解できないかもしれません。
しかしそれがあるからこそ心の安定が図れ、仕事のモチベーションが上がったり幸せでいられるのなら、少々の出費も良いのではないかな、と思います。
コンビニでどんどんお金を使うのと、タクシーをやたら使うというのは、どちらも「面倒くさい」からです。お金を使う場所が違うだけで、やっていることはお互い様です。
責めることが出来るのは、自分が面倒くさがりではない人だけです。
外食先で値段を気にせずオーダー。男性としては「ごちそうする気だった」のかもしれません。
ですがそんな時に女性が気にせず高い料理を頼んだら、男性は財布が心配になってきます。
割り勘なら良いですが、それでもプライドの高い男性としては、その様子を見てから、
「今日はワリカンで」などとは言い出せません。それに「値段を気にせずにオーダーする人なのだ」と思うと、「普段から金銭感覚はズボラなのだろうな」と感じさせます。
一応、相手と同じくらいの値段を頼んでおけば、マイナス印象は避けられます。
■　雰囲気を楽しみたい女性と目的だけ達成すればいい男性
デートでケチ過ぎる。これはまさに男性と女性の大きな違いかもしれません。
「映画を観に行こう」とあなたが持ちかけても、相手は「お金がもったいないし、家でDVDでもいいじゃん」とバッサリ。映画館の雰囲気やそこへ行くまでの過程を楽しみたい女性と、目的だけ達成すればいいという男性ではすれ違いが生じます。男性が、たまに思い切ってお金をかけたサプライズ演出をしたら、女性側には的外れだったということも少なくありません。「なんでそこ？」と謎だらけの上に、これまた「お金がもったいない」とガッカリ。
これこそ本当に価値観が一緒の人だと、スムーズなことこの上ありません。
しかし、なかなかそんな相手が見つからないなら、普段から自分の金銭感覚や「こうして欲しい」という欲求を伝えておくことが重要です。いずれにしても度を越えれば、金銭感覚のズレ以前に生活そのものへの支障が出てしまいます。
その線引き、お互いどこで折り合いをつけるか、という点だけでも話し合っておけば、
摩擦は少なくて済むのではないでしょうか？あとは多少不可解な金銭感覚も大目に見てあげて、臨機応変に対処するのが一番です。
「これは許してもらったから、これは大目に見よう」という気持ちが大切です。