「付き合っている彼と、どうも価値観が合わない」そう感じている女性は

決して少なくないと思います。では、元々は赤の他人だった夫婦にとって

互いの価値観は、２人の仲にどれほどの影響を与えたのでしょうか。

以前オウチーノ総研が２０～６９歳の既婚男女を対象に『夫婦の価値観』に関する

アンケート調査を実施したところ、夫婦が思う「価値観」についての

意識が明らかになりました。

■　７０，０％の夫婦が『価値観は一致している』と回答

「あなたとあなたの奥様・旦那様は、価値観が一致していると思いますか？」

という質問をした結果、「非常に一致している」と回答した人が１８，３％

「まあまあ一致している」が５１，７％「あまり一致していない」が２０，５％

「全く一致していない」が９，５％という結果になりました。

「非常に一致している」と「まあまあ一致している」を合わせると、

７０，０％が夫婦の価値観は「一致している」ということになります。

さらに「あなたとあなたの奥様・旦那様は、価値観が一致していると思いますか？」

という質問では、夫婦円満の家庭は、７９，９％が夫婦の価値観が一致しているのに対し、

夫婦非円満の家庭は、８１，９％が夫婦の価値観が一致していないことがわかりました。

非常に対照的な結果ですが、やはり『価値観の一致』が夫婦仲に与える影響は

大きいようです。

ちなみに「特にどんなことに対して『価値観の一致』の重要性を感じますか？」

という質問をしたところトップ３は、「お金（４３，３％）」、「子育て（２７，５％）」、

「食（２２，３％）」でした。「趣味・嗜好」や「コミュニケーション」、

「家事」などを挙げる人も多く、生活に欠かせない要素に関わると、

お互いの価値観の相違が気になってしまうようです。

■　『価値観の一致』は夫婦円満のために「最も大切」

次に、「夫婦の『価値観の一致』は、夫婦円満のために最も大切な要素だと思いますか？」

という質問では「最も大切だと思う」と回答した人は３９，２％

「『最も』ではないが、大切だと思う」が５１，６％、

「大切ではないと思う」が９，２％でした。

「最も大切だと思う」と回答した人にその理由を聞いてみると、最も多かったのは

「互いを尊重することが大切だから」という声でした。

「お互いを尊重するために『価値観を一致させる』ことが大切」（30歳／女性）

「お互いを思いやる心が同じであれば自然と価値観も似てくると思う」（48歳／女性）

などの意見が上がりました。

続いて2番目に多かったのは、「価値観が合わないとストレスが溜まるから」

3番目に多かったのは「長く一緒に生活するうえで重要だから」でした。

その一方で、「大切ではないと思う」と回答した人の理由に多かったのは、

「価値観は人それぞれだから」でした。もともと異なる環境で育ってきた2人の中で

価値観が一致しないことはよくある事です。そんな時に、相手の価値観を認めて

互いに思いやれることが、夫婦にとっては大切だと考えられているようです。