初デートは、お互いに少し緊張するものです。

女性も、男性に対して完璧なエスコートを求めているわけではありません。

ただ、一緒に過ごしながら無意識に「また会いたいか」

「付き合う相手として間違いないか」を判断しているのも事実です。

ここで大切なのが、基本的なマナーを守って減点を防ぎながら、

女性が喜ぶ小さな加点を積み重ねることです。

まるでカラオケで高得点を出す方法のようですが、

これができると気になる女性からの評価アップが期待できます。

■　適度な距離感

どんなカップルにも一度しかない初デート。

そのフレッシュな雰囲気を大切にしましょう。

ポイントは、物理的な距離感は友達のまま、

優しさとほめ言葉を増やすことです。

男性に他意はなくても、いきなり距離をつめられると

不安に感じる女性も多いので注意が必要です。

温度差を感じた例を聞いてみると、「話すとき顔が近すぎて困った」

「会ってすぐに手をつながれて引いてしまった」など、

一方的な行動に戸惑ったという意見が多いです。

初デートでは、まずは気持ちの距離を縮めることが大切です。

「一緒にいられて嬉しい」「そのワンピースよく似合うね」など、

女性の気持ちを和らげる言葉で、楽しくリラックスした空気を

作ることを意識しましょう。

■　ある程度はリードしてほしい

情報収集や準備が得意な女性は多いですが、

デートではある程度リードしてもらいたいというのが本音です。

旅行会社で働く女性は「うまく仕切る自信はあるけど、

デートでは可愛く彼を頼りたい」と言います。

行先を決めたら、営業時間やアクセスなどの基本情報は

事前にしっかり調べておきましょう。

トラブルさえも楽しいと思えるようになるのは、

もう少し関係が深まってからのことです。

初デートでは慎重な行動が好まれます。

女性は、デート中の男性の段取りやお店の人への対応などから、

今後のお付き合いがどんな風になるかを想像します。

「無計画すぎて不安」などと思われないようにして下さい。

■　携帯やスマホのチェックは控えめに

目の前で携帯やスマホをいじられると

「退屈と言われているようで傷つく」という女性も多いです。

もし、仕事の電話がかかってくるなど事情がある場合は、

事前にそのことを伝えましょう。

「今日の為に頑張って仕事を片付けたんだけど、

どうしても1本だけ大事な連絡が来るから、その電話だけは

とってもいいかな？５分で済むから許してもらえたら嬉しい」

など具体的に説明すれば、誤解されることもありません。

■　「あともう少し」くらいがちょうど良い

初デートは終わり方も大切です。朝から出掛けたなら

夕方には切り上げる、午後スタートでも夜遅くならないうちに

送ってあげるなど、「あともう少し一緒に居たかったな」

というくらいで切り上げるのがベストです。余韻を作ることで、

女性の「また会いたい」気持ちを高めることができます。

その後は、メール等で楽しかったデートを振り返ってください。

そこでのやり取りが盛り上がれば、すぐに次の約束につながります。

「デート中はつまらなくても気を使って笑顔でいる」という女性もいます。

別れた後の反応は、本当に楽しんでくれたかを判断する

バロメーターにもなります。

彼女の方から名残惜しそうな電話やメッセージがきたら、

初デートは大成功と考えて良いです。

■　男性にとっては負担に感じられるかもしれませんが、

基本的な気遣いのレベルとしては、

「クライアントとの食事会」と同じくらいと考えると間違いないと思います。

もし、あなたが幹事なら、事前に相手が気に入ってくれそうなお店を

調べるなど、満足してもらえる会食にする努力をするはずです。

行き当たりばったりで出掛けて、食事中に目の前で携帯をいじったり、

馴れ馴れしい口調で話しかけたり・・・なんてことはしないはずです。

初デートでは女性から「楽しかった。この人で良かった」と

高評価をもらえることは、その後の二人の関係にとっても

大きなプラスになります。

ぜひ、彼女の気持ちを考えた楽しい時間にする工夫をしてみてください。