昨今、「独身貴族」や「オヒトリサマ」という言葉が巷では注目され、 日本の深刻な社会問題である少子化の原因として男女の未婚化・晩婚化が挙げられています。 その背景としては、社会情勢や就業環境、経済状況の変化などが影響したといわれています。 2015年、政府はその対処として、2004年及び2010年に続き3回目となる「少子化社会対策大網」を 定め公表しましたが、その内容から未婚化・晩婚化への取り組みが少子化問題の解決には 必要不可欠であるということがわかります。 そんな中、独身限定ソーシャルアプリ「フェイスシーン」の会員のうち、 20代~40代の独身男女に「年上の女性(年下の男性)は結婚対象になるか」について アンケート調査を実地したところ、今どきの独身男女の結婚に対する本音が明らかになりました。 ■ 結婚相手の「年上・年下」は気にしていない 「年上の女性(年下の男性)は結婚対象になりますか」と聞いたところ、 全体の49.1%が「はい」と回答し、男性では47.2%、女性では51.4%が年上の女性、 年下の男性は対象になると考えていることがわかりました。 男女別に年代で分けてみると、20代男性のうち66%が年上の女性は結婚対象になると回答 したのに対し、30代では39%、40代では22%という結果となっています。 一方、女性は20代で43%が年下の男性が結婚対象になると回答し、 30代は約54%、40代では約57%という結果になりました。この結果から 男性は年齢を重ねるごとに自分より年下(または同年齢)の 女性を結婚相手に望む傾向にあるものの、女性は平均して約半数が年下の 男性との結婚は「あり」と考えていることがわかりました。 男女ともに約半数は結婚相手の年齢に対し「年上・年下」については気にしてないようです。 ■ 新しいカタチの婚活 今回実地したアンケート結果から鑑みるに、社会で活躍する機会が増えたことで 女性の経済力が向上したこと、また、共働きのパートナーを望む男性が増えていることなどが 「年上・年下を気にしない」という結果に繋がっていると考えられます。 一時期 “ブーム” として注目された婚活が、今や“当たり前” となりつつある現状を考えると、 男女ともに結婚に対する意識や価値観などが変化している中、これからの婚活はより 独身男女のニーズに合った「新しいカタチの婚活」が必要とされているのかもしれません。 「少子化社会対策大網」でも、結婚について「適切な出会いの機会の創出・後押しなど、 地方自治体、商工会議所などによる結婚支援や、ライフデザインを構築するための 情報提供などの充実を図る」と述べられており、未婚化・晩婚化の対応策として 婚活支援サービスの更なる充実が求められるかもしれません。
昨今、「独身貴族」や「オヒトリサマ」という言葉が巷では注目され、
日本の深刻な社会問題である少子化の原因として男女の未婚化・晩婚化が挙げられています。
その背景としては、社会情勢や就業環境、経済状況の変化などが影響したといわれています。
2015年、政府はその対処として、2004年及び2010年に続き3回目となる「少子化社会対策大網」を
定め公表しましたが、その内容から未婚化・晩婚化への取り組みが少子化問題の解決には
必要不可欠であるということがわかります。
そんな中、独身限定ソーシャルアプリ「フェイスシーン」の会員のうち、
20代~40代の独身男女に「年上の女性(年下の男性)は結婚対象になるか」について
アンケート調査を実地したところ、今どきの独身男女の結婚に対する本音が明らかになりました。
■ 結婚相手の「年上・年下」は気にしていない
「年上の女性(年下の男性)は結婚対象になりますか」と聞いたところ、
全体の49.1%が「はい」と回答し、男性では47.2%、女性では51.4%が年上の女性、
年下の男性は対象になると考えていることがわかりました。
男女別に年代で分けてみると、20代男性のうち66%が年上の女性は結婚対象になると回答
したのに対し、30代では39%、40代では22%という結果となっています。
一方、女性は20代で43%が年下の男性が結婚対象になると回答し、
30代は約54%、40代では約57%という結果になりました。この結果から
男性は年齢を重ねるごとに自分より年下(または同年齢)の
女性を結婚相手に望む傾向にあるものの、女性は平均して約半数が年下の
男性との結婚は「あり」と考えていることがわかりました。
男女ともに約半数は結婚相手の年齢に対し「年上・年下」については気にしてないようです。
■ 新しいカタチの婚活
今回実地したアンケート結果から鑑みるに、社会で活躍する機会が増えたことで
女性の経済力が向上したこと、また、共働きのパートナーを望む男性が増えていることなどが
「年上・年下を気にしない」という結果に繋がっていると考えられます。
一時期 “ブーム” として注目された婚活が、今や“当たり前” となりつつある現状を考えると、
男女ともに結婚に対する意識や価値観などが変化している中、これからの婚活はより
独身男女のニーズに合った「新しいカタチの婚活」が必要とされているのかもしれません。
「少子化社会対策大網」でも、結婚について「適切な出会いの機会の創出・後押しなど、
地方自治体、商工会議所などによる結婚支援や、ライフデザインを構築するための
情報提供などの充実を図る」と述べられており、未婚化・晩婚化の対応策として
婚活支援サービスの更なる充実が求められるかもしれません。