■ 人生は意識的に変えることができる 多くの人は、誰かに愛されたい、お金持ちになりたい、健康になりたいなど、 何らかの状況を「今よりもよくしたい」と願っています。 「幸せな結婚がしたい」もそのひとつです。 「幸せ」とは、それぞれの価値観によって形が違うわけですが、 家族にしろ、会社にしろ、仲間にしろ、人の価値観は自分が所属するグループに 影響を受けているということです。 どんな人でも「これが自分の価値観」という基準があると思います。 しかし、その多くが実は周りの影響によるところである、ということに気づくと、 人生を意識的に変えることができるのです。 例えば、日本では電車は時間通りに来るのが当たり前です。 ところが国によっては5分~10分遅れるのは当たり前。 場合によっては数十分遅れる国もあるわけです。 つまり、電車が時間通りに来ることは、世界でも当たり前のこと というわけではなく、それを当たり前と思うのは「日本」という グループに所属しているから、ということになります。 地方から東京に出てきた人が「地元でオシャレだと思っていたお店の服が、 東京ではダサかった」という事がありますが、 これも「地方」というグループで当たり前と思っていた感覚と、 「東京」というグループのそれとの違いです。 これらと同じように、恋愛において「当たり前」だと思っていることや、 あなたが愛だと思っていることが、他の多くの人、 つまり違うグループに所属する人たちからみたら、 そうではないことが多々あるわけです。 恋愛における主なグループは親子関係と友人関係で、 そこから大きな影響を受けていることがほとんどです。 これらについて次の項目で詳しく見ていきましょう。 1.親子関係による影響 「結婚するなら、本人よりもその親を見た方がよい」ことがあります。 なぜなら、人は放っておくと両親の結婚生活をコピーするものだからです。 あなたが「これが愛だ」と感じるコミュニケーションは、 両親との関係が基本となっていることが多いです。 ここでひとつ例を挙げてみましょう。 「これが愛だと思っていたけれど、そうではないコミュニケーション」の 代表的なものは「DVやモラルハラスメント」の被害者or加害者です。 例えば、父親が母親に酷い仕打ちをしていたなら、子供は父親を恨むと思います。 女の子なら、父親のような男性とは結婚しないと心に決めるでしょう。 しかし悲しいことに、吟味して違うタイプの男性を選んだつもりが、 暫くすると夫が精神的な苦痛を与えて満足する、いわゆる「モラ夫」化することが 多いのです。 また男の子なら、自分は父親のような妻を虐める夫にはならないと決意するでしょう。 しかし大人になると、やはり同じようなやり方で、妻をいびります。 もしくは、それを仕掛けてくる妻と結婚してしまい、苦労を背負い込む場合もあります。 育っていく過程で覚えてしまったのは、「ひどい相手であっても、耐えることが愛」 「暴力で支配すれば、優位に立てる」ということです。 このような感覚や意識は世代間で受け継がれ、良くも悪くも なかなか断ち切ることが難しいものです。 しかし、意識をすることができれば変えることができるはずです。 他にも「貯金するのか、宵越しの金は持たないのか」 「サラリーマンか自営業か」「子供を何人産むか」なども、自分の親の考えが コピーされている場合が殆どです。恋愛が上手くいかないのなら、 「これって普通の感覚じゃないのかな」と両親の関係を振り返ってみたり、 他の家庭との違いに注目してみるのもおススメです。 2.友人関係による影響 友人関係で恋愛に影響しやすいのはマインドの面です。 例えば、「妥協した相手と結婚するのは嫌」というマインドを持っているグループに いるなら、恋愛=結婚とは限らないという考えが「当たり前」です。 それとは逆に「結婚して、多少の不安はあるけれど、それなりの生活を送っている」 グループに所属していると「30歳を過ぎてまだ独身、焦らなくては」という気持ちに なることが多いです。このグループは「ある程度の年齢になったら、家庭を持つもの」 「結婚相手とは、あまり我慢しないでやっていける相手であれば良い」という マインドを持っている場合が多いので、 「結婚して、そこそこの生活」をするのが「当たり前」なのです。 「恋愛はしているけれど、結婚していないグループ」や 「奥手で恋愛経験がほとんどなく、異性の友人や友達がいないグループ」に 所属している場合、結婚はますます遠のいてしまいます。 もし結婚がしたいと思うなら「自分が理想とする結婚をしているグループ」に 所属できるよう努力しましょう。 大切なのは、なりたい自分、なりたい人生を明確にすることです。 また、自分の中の当たり前が思い込みであること、周りの影響であると気づくことです。 それができれば「今より幸せな自分」になることができますし、 何歳になっても人生を変えることができるでしょう。
■ 人生は意識的に変えることができる
多くの人は、誰かに愛されたい、お金持ちになりたい、健康になりたいなど、
何らかの状況を「今よりもよくしたい」と願っています。
「幸せな結婚がしたい」もそのひとつです。
「幸せ」とは、それぞれの価値観によって形が違うわけですが、
家族にしろ、会社にしろ、仲間にしろ、人の価値観は自分が所属するグループに
影響を受けているということです。
どんな人でも「これが自分の価値観」という基準があると思います。
しかし、その多くが実は周りの影響によるところである、ということに気づくと、
人生を意識的に変えることができるのです。
例えば、日本では電車は時間通りに来るのが当たり前です。
ところが国によっては5分~10分遅れるのは当たり前。
場合によっては数十分遅れる国もあるわけです。
つまり、電車が時間通りに来ることは、世界でも当たり前のこと
というわけではなく、それを当たり前と思うのは「日本」という
グループに所属しているから、ということになります。
地方から東京に出てきた人が「地元でオシャレだと思っていたお店の服が、
東京ではダサかった」という事がありますが、
これも「地方」というグループで当たり前と思っていた感覚と、
「東京」というグループのそれとの違いです。
これらと同じように、恋愛において「当たり前」だと思っていることや、
あなたが愛だと思っていることが、他の多くの人、
つまり違うグループに所属する人たちからみたら、
そうではないことが多々あるわけです。
恋愛における主なグループは親子関係と友人関係で、
そこから大きな影響を受けていることがほとんどです。
これらについて次の項目で詳しく見ていきましょう。
1.親子関係による影響
「結婚するなら、本人よりもその親を見た方がよい」ことがあります。
なぜなら、人は放っておくと両親の結婚生活をコピーするものだからです。
あなたが「これが愛だ」と感じるコミュニケーションは、
両親との関係が基本となっていることが多いです。
ここでひとつ例を挙げてみましょう。
「これが愛だと思っていたけれど、そうではないコミュニケーション」の
代表的なものは「DVやモラルハラスメント」の被害者or加害者です。
例えば、父親が母親に酷い仕打ちをしていたなら、子供は父親を恨むと思います。
女の子なら、父親のような男性とは結婚しないと心に決めるでしょう。
しかし悲しいことに、吟味して違うタイプの男性を選んだつもりが、
暫くすると夫が精神的な苦痛を与えて満足する、いわゆる「モラ夫」化することが
多いのです。
また男の子なら、自分は父親のような妻を虐める夫にはならないと決意するでしょう。
しかし大人になると、やはり同じようなやり方で、妻をいびります。
もしくは、それを仕掛けてくる妻と結婚してしまい、苦労を背負い込む場合もあります。
育っていく過程で覚えてしまったのは、「ひどい相手であっても、耐えることが愛」
「暴力で支配すれば、優位に立てる」ということです。
このような感覚や意識は世代間で受け継がれ、良くも悪くも
なかなか断ち切ることが難しいものです。
しかし、意識をすることができれば変えることができるはずです。
他にも「貯金するのか、宵越しの金は持たないのか」
「サラリーマンか自営業か」「子供を何人産むか」なども、自分の親の考えが
コピーされている場合が殆どです。恋愛が上手くいかないのなら、
「これって普通の感覚じゃないのかな」と両親の関係を振り返ってみたり、
他の家庭との違いに注目してみるのもおススメです。
2.友人関係による影響
友人関係で恋愛に影響しやすいのはマインドの面です。
例えば、「妥協した相手と結婚するのは嫌」というマインドを持っているグループに
いるなら、恋愛=結婚とは限らないという考えが「当たり前」です。
それとは逆に「結婚して、多少の不安はあるけれど、それなりの生活を送っている」
グループに所属していると「30歳を過ぎてまだ独身、焦らなくては」という気持ちに
なることが多いです。このグループは「ある程度の年齢になったら、家庭を持つもの」
「結婚相手とは、あまり我慢しないでやっていける相手であれば良い」という
マインドを持っている場合が多いので、
「結婚して、そこそこの生活」をするのが「当たり前」なのです。
「恋愛はしているけれど、結婚していないグループ」や
「奥手で恋愛経験がほとんどなく、異性の友人や友達がいないグループ」に
所属している場合、結婚はますます遠のいてしまいます。
もし結婚がしたいと思うなら「自分が理想とする結婚をしているグループ」に
所属できるよう努力しましょう。
大切なのは、なりたい自分、なりたい人生を明確にすることです。
また、自分の中の当たり前が思い込みであること、周りの影響であると気づくことです。
それができれば「今より幸せな自分」になることができますし、
何歳になっても人生を変えることができるでしょう。