■　『類似性』『相補性』の法則
仲良くなりたいけれど、口ベタだとなかなかうまくコミュニケーションが取れないと
焦るかもしれません。
心理学では『類似性』と『相補性』という法則があり恋愛にも使えますので、
２つの法則を使って自然に仲良くなれる方法をお伝えします。
・『類似性』・・・自分と似ているところ
自分と共通点を持っている人には好意を抱きやすいです。
例えば、同じ出身地・卒業校が同じ・同じ趣味を持っている相手には、
他の方と比べて親近感を抱きますし仲良くなりやすいです。
・『相補性』・・・自分と反対で似ていないところ
人は自分にない能力を持っている人にも好意を抱きやすいです。
例えば、進学校のお嬢様が不良に惹かれる。草食系で奥手な男性を
肉食系女子が好むなどもそうです。
■　類似性の法則を使った具体例
類似性の法則で、『ミラーリング』という相手と自分が
鏡写しのようにマネをするというテクニックがあります。
・相手が飲み物を飲んだ後、３０秒以内に同じように飲み物を口にする。
・相手のしぐさのマネをする（相手が髪の毛を触ったら自分もさり気なく触る。
足を組んだら自分も足を組む。笑ったら自分も笑う。
前のめりになったら自分も前傾姿勢になるなどです。）
・ペースを合わせる（歩くペースや歩幅を合わせる、食べるペース、
頷きや会話のテンポを合わせる。）
相手は無意識の深層心理で、同じ動作のこの人とは何となく気が合うなと
感じると思いますが、できるだけ不自然にならないように実行しましょう。
■　相補性の法則を使った具体例
類似性で既に心を開いた相手に、自分にない特性・強味を見出すと、
尊敬の念を抱くきっかけになります。
・相手と反対の意見を言う（相手がボケたらつっこむなど）
・相手とは違うテイストのものを選ぶ（相手が着ない洋服、相手が行かないお店など）
・相手が苦手なことを自分が出来るとPRする
（相手がペーパードライバーなら自分は運転が上手い、機械音痴なら機械に強いなど）
男女が引かれ合って親密になっていく段階では、2つの心理的な要素
『類似性』と『相補性』が働いているようです。
相補性の性質で、相手と反対意見を言う場合には嫌われてしまうリスクがありますので、
まずは始めに類似性の法則を利用して、相手と会話をしながら共通点を見出し、
共感すると仲良くなれると思います。
そして、慣れてきたら相補性で、相手にない自分の魅力や出来ることをPRしてみてください。