「淑女」とは、気品のあるしとやかな女性のことです。

外見も内面も美しい大人のレディーは、女性としての魅力に溢れています。

素敵な男性のハートを射止める、淑女のたしなみを身につけていきましょう。

■　何をするにも時間ギリギリ

いつも時間に追われている女性は、優雅ではありません。

例えば、出勤時。時間ギリギリで行動する女性は、

準備に時間をかける事ができません。

時計を気にしながらの大雑把なメイク。適当にまとめただけのヘア―スタイル。

朝食もそこそこに済ませ、大急ぎで電車に飛び乗り、

息を切らしながら会社に到着。これではとても淑女とは言えません。

日頃からこのような時間の使い方をしていると、

いざデートの待ち合わせとなっても、普段のパターンを変えられないのです。

なぜかいつも時間に追われてしまうという女性は、

自分の行動を振り返ってみて下さい。

出掛ける時間から逆算して、十分な準備の時間をとっていますか。

準備の合間にスマホをﾁｪｯｸするなど、余計なことをしていませんか。

ギリギリになりやすいという方は、思いきってもう１時間、

準備の時間を早めましょう。丁寧に鏡に向き合い、ハーブティーなどを

ゆっくり味わい、心を整えてスタートする一日は、

素晴らしいものになるはずです。

■　豪快な笑いをする

よく笑う女性が好きだという男性は多いものの、

その笑い方があまりにも豪快だと、男性から敬遠されてしまいます。

自分の連れている女性が「ｷﾞャﾊﾊﾊﾊ｣と大きな声をあげて笑うのは

恥ずかしい、と思います。

笑い方にも、淑女のエッセンスを。

口を大きく開けすぎず、声の大きさは控えめに。

花のつぼみがほころぶように微笑むのがよいです。

また、デートではないときでも注意が必要です。

女同士、おしゃべりに花を咲かせていると、つい声が大きくなっています。

男性からすれば、陣をなした女性グループの盛り上がりは、

迫力がありすぎて近寄りがたいものです。

女性同士の会話を楽しむのは結構ですが、公共の場では、

周囲への配慮を忘れないようにしましょう。

■　ガサツな動作で、大きな音を立てる

ドアを開け閉めする際などに、大きな音を立てる女性も、淑女とは言えません。

動作がガサツだと、バタン､ガシャン､と音が出てしまいやすいのです。

コップをテーブルに置くときや、パソコンのキーボードをたたく時の音にも

ガサツさが現れます。大きな音が出てしまいそうな動作は、

あらかじめ意識をして、極力音を立てないようにしましょう。

「いちいち気にするのはめんどう」と思われるかもしれませんが、

優雅な女性は、動作をきちんとコントロールすることができます。

不快な音を立てずに済むコツを押さえておきましょう。

・ドアを開け閉めするとき

ノブを持つ手と逆さの手で、軽くドアを抑えるようにします。

ゆっくりと丁寧に開閉することも意識してください。

・コップをテーブルに置くとき

持ち手の小指を、コップとテーブルの間に添えるようにすると、

音が立ちません。コップに限らず飲食の際は「器を丁寧に扱う」という

意識を持って下さい。

・パソコンのキーボードをたたくとき

極力静かにキータッチをしましょう。ネイルの長さにも注意です。

キーボードにネイルの先端があたると、大きな音が出てしまいやすいので、

指の腹の部分で打つようにしましょう。

その他、音の出やすい動作に、椅子への腰掛、階段の上り下り、

食事中のナイフとフォークの扱いなどがあります。

全てにおいて「ゆったりと」「物を丁寧に扱う」を心がければ、

見た目にも美しく、物静かな振る舞いになります。

■　「やばい」が口ぐせ

「おいしい」「すばらしい」「可愛い」などの言葉を、

全て「やばい」と表現する人がいます。

こういった若者言葉は、レディーにはふさわしくありません。

淑女にとって、美しい言葉遣いは不可欠なものです。

流行だからと若者言葉を多用するのは、やめましょう。

淑女たるもの、正しい敬語を身に付け、日本女性が大切にしてきた

美しい日本語を、日常的に使えるようにしておきましょう。

例えば、「会う」という動詞。美しい表現として、

謙譲語の「お目にかかる」という言葉があります。

一度お会いした方へのビジネスメールの結びとして

「また、お目にかかることを楽しみにしております」と

使ってみては如何でしょうか。気品があり、とても美しいです。

美しい日本語表現を研究し、自分の言葉になるように、

何度も使いこなしてみて下さい。